昨今の日本景気の閉そく感から、資産運用にチャレンジしてみようとする方は以前に比べて増えたように感じます。
私自身は、FXが日本に進出した頃にチャレンジして、直後にリーマンショックが訪れ、大損をしました。一旦市場から退場はしましたが、経済動向はそれなりに追ってはいました。
ここ2~3年はFXや株式市場に再度チャレンジして、順調に資産運用を行えています。
そんな経験から、今から資産運用を始めようとする方に向けて、投資先をいくつかご紹介したいと思います。
※投資は自己責任において行いましょう。また、「絶対に儲かる」や、元本保証を謳う人にはくれぐれも気をつけてください。
投資先を選ぶ基準は、自分が望むリターンで考える
当たり前ですが、投資をするからには、利益が出ないとただ単にお金を捨てている事に他なりません。
リスクが高い物程、リターンも大きくなりますが、そこに飛び込むにはそれなりの知識と経験が必要です。こと経済事情においては、日本人の知識レベルはとてつもない程の個人差があります。
また、「絶対に儲かる!」や「元本は保証されている」という怪しい囁きに乗せられて、大切な資金を奪われる事例も後を絶ちません。
初心者の方やこれから資産運用をしてみようという方には、これから紹介する投資信託での運用がとてもおススメです。
何もしなくても良いですし、特段何かの知識が必要という事もありません。
また、資産運用を始めると、経済情勢に意識がいき、それは将来の経験となります。
経験を積んだ後に、その他の投資先を検討し始めても全く遅くありません。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・ベンチマークの10年リターン 4.5倍
・信託報酬率 (年率/税込) 0.1144%以内
私が市場に戻ってきて、初めて見た時には衝撃を覚えました。
これ一本で、世界中の株式に投資ができるんですから、とても優れものです。
★連動対象のインデックスに10年間毎月末1万円(計120万円)のつみたて投資をすると
※上図はシミュレーションであり、将来の投資成果を示唆・保証するものではありません。また、実際の運用実績ではありません。
アメリカへの比重が大きいですが、業種についてはかなり分散されています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
アメリカの経済指標 S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用が行われています。
・ベンチマークの10年リターン 6.5倍
・信託報酬率 (年率/税込) 0.0968%以内
★連動対象のインデックスに10年間毎月末1万円(計120万円)のつみたて投資をすると
アメリカの経済に全振りしている分、かかる手数料もかなり安いです。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
世界を牽引する先進国(除く日本)の株式に投資することができます。
・ベンチマークの10年リターン 5倍
・信託報酬率 (年率/税込) 0.1023%以内
★連動対象のインデックスに10年間毎月末1万円(計120万円)のつみたて投資をすると
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
これ1本で日本を除く世界(先進国および新興国)の株式にまとめて投資することができます。
・ベンチマークの10年リターン 4.6倍
・信託報酬率 (年率/税込) 0.1144%以内
★連動対象のインデックスに10年間毎月末1万円(計120万円)のつみたて投資をすると
純資産が他の投資信託に比べると少ないので、それだけ投資先に選んでいる人が少ないことが分かります。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
これ1本で日本、先進国、新興国の株式に3地域均等に投資することができます。
・ベンチマークの10年リターン 3.5倍
・信託報酬率 (年率/税込) 0.1144%以内
eMAXIS Slim 国内債券インデックス
日本の債券への投資ができます。
・ベンチマークの10年リターン 1.2倍
・信託報酬率 (年率/税込) 0.132%以内
★連動対象のインデックスに10年間毎月末1万円(計120万円)のつみたて投資をすると
※国内債券と先物債券を運用しています。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
日本を除く先進国の債券に投資することができます。
・ベンチマークの10年リターン 1.8倍
・信託報酬率 (年率/税込) 0.154%以内
★連動対象のインデックスに10年間毎月末1万円(計120万円)のつみたて投資をすると
※国内債券をメインに、各国に分散して投資されています。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
日本を含む世界の株式、債券および不動産投資信託証券(リート)といった8つの資産に均等に投資することができます。
・ベンチマークの10年リターン 2.7倍
・信託報酬率 (年率/税込) 0.154%以内
まとめ
eMAXIS Slimシリーズはバランスが取れた商品が多く、初心者向けでもあります。
これらの中で分散させる事も勿論良いでしょうが、そもそも既に分散投資されているので、アメリカを中心にするか、全世界をターゲットにするかという二択での投資になります。
元本保証はありません。投資する際にはよく検討して、自分の意思で行いましょう。
因みに今回まとめてみて、信託報酬率がかなり低いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500) も投資先にに組み込んでみようと思います。
注 純資産が少なすぎると、投資信託が償還され、運用自体が消えてなくなります。あまりにも純資産が少ない場合は、投資先に入れることがリスクになりますので、よく検討をしてから投資しましょう。
参照ページ
auカブコム証券 https://kabu.com/
みんなの株式 https://minkabu.jp/
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