こんにちは。
今回は英語の点数を上げるには音読が有効であるというテーマでお話していきます。
※注意:この記事は学生の英語学習に焦点を当てて書いています。
目次
英語は嫌いな人、苦手な人が多い科目
- なかなかテストの点数が上がらない
- 毎回のテストで時間が足りない
- 中でもリスニングは最悪
- 単語と文法が難しい
などなど、ネガティブな印象を持つ人が多いと思います。
ですが大学受験になると文系・理系に関わらず、英語は避けては通れない科目です。
逆に考えると英語を得意科目にしておけば、どの道に行っても勉強して後悔はしないし一生使える武器になります。またみんなが苦手だからこそ、受験時に有利に立てます。
- 英語の点数が上がる、上がるきっかけになる
- 得意科目になる
- 英語の勉強が好きになる
いま、1.2.3と分けて書きましたが全部つながっています。
つまり、英語の点数が上がるから得意になる。得意になるから段々好きになる。
よく「英語はまず好きになろう!!」、「洋画や洋楽を見聞きしよう!」といった考え方をする人がいますが僕はあまりお勧めしません。
よっぽど好きになるきっかけがあれば話は別ですが、たいていは長続きしません。特に高校受験、大学受験と勉強の難易度が上がっていくと挫折します。
それよりか一度得意科目にして自分のものにしてしまえば、ずっと得意かつ好きになれます。
僕の実体験~今回の記事を書こうと思ったきっかけ~
ここでは僕が音読を取り入れた英語の勉強法で大学受験に合格できた実体験をお話ししていきます。
お前の実体験はどうでもいい!!って方は華麗にスキップしてください(笑)
僕は大学受験の時にずっと国公立の大学を目指していました。
なのでどうしても受験科目が多く一つの科目に費やせる時間が少なかったんです。
今思うと、ただの言い訳だなと感じています(笑)
そうして受験科目の全部が中途半端に、時間だけが過ぎていき...
やばいなって思ってたときに友達から
「英語、音読を続けたら模試でめっちゃ点数上がった!!!」
って言われて...
その前から英語は音読すると良いといろんなところで聞いてたんですが、音読はめんどくさそうだし受験本番までそんなに時間がなかったのでなかなか手を付けずにいました。
しかしその友達に推されて実践してみることにしたんです!!!
そうして二か月、頑張って続けたらセンター模試で100点台から170~180点近くまで取れるようになったんです!!
もちろん他の単語や文法、長文も勉強していましたが音読も一緒に勉強していなかったらこんなに上がらなかったと思います。
詳しくは後程説明します。
結局センター試験本番で160点をとることができ、そのおかげもあり、センター利用で私立大学に決めたんですが…
あのままズルズルと全科目を中途半端にしていたら、どこの大学も受からなかったと思います。
英語の点数が上がったおかげで大学に受かったと言っても過言ではありません。
もちろん一番は全科目をちゃんと勉強して国公立の大学に行ければ良かったのですが(笑)
なので皆さんにもぜひ英語の勉強に音読を取り入れてもらいたく、この記事を書きました。
英語の勉強に音読が有効である具体的な根拠
ここからは、なぜ英語の勉強に音読が有効なのか具体的に説明していきます。
- 英語を読むスピードが格段に上がる
音読をすることによる一番の効果はこれです。
皆さんは何か文章を読むとき、目で追ってただ読むと声に出しながら読むのとではどちらが速く読めると思いますか??
もちろん目で追ってただ読むだけのほうが速いですよね。
特に普段日本語を使っていて英語の文章に慣れてない私たちからするとそのスピード差は大きいです。
なので普段から英語の文章を声に出して読む癖をつけておくと、試験などで英語の文章を目で追って読むときに格段に読むスピードが上がるんです。
僕も初めて音読を取り入れて2週間くらいたった頃、英語の長文を読むスピードが格段に上がって
「自分、やばいって」って感覚になりました。
この感覚は実際に自分でやってみないとわからないことなので2週間だけでも続けてみてください。
また英語を読むスピードが上がることによる試験で良い影響として
- 問題に時間をかけられるようになる
- 精神的に余裕が生まれる
などがあります。
2.下し読みができるようになる
日本語と英語って語順が逆ですよね。
例えば 「I don’t know the result of the soccer game.」
これを日本語訳すると「私はそのサッカーゲームの結果を知らない」 となります。
このとき、たいていの人は日本語の語順に直してから訳します。
しかしこの訳し方をしてしまうと英文を行ったり来たりしなくてはならず、もっと複雑な文章になると頭の中がゴチャゴチャし、何より時間がかかります。
なので英語を音読し、無理やり前から順番に読む(英語の語順で読む=下し読み)癖をつけることで、いちいち日本語の語順に直してから訳さなくても速く訳せるのです。
先ほどの例文でいうと、「私は知らない、その結果を、そのサッカーゲームの」といった感じで前からババっと訳していくことができます。
音読を繰り返すとこれが頭の中に急速にインプットされ、パズルのように意味をつなげられるようになります。しかも一瞬で。
これも英語の文章を早く読めるようになる理由の一つです。
3.発音やリスニング力が鍛えられる
後程紹介しますが、英語の音読をする際には正しい発音が聞けるようCD付きの参考書で行いましょう。
正しい発音や、英文を読み上げるスピード感、声の強弱などをCDで聞き、それを自分でも真似てみると発音やリスニング力が鍛えられます。
センター試験では一番最初から発音・アクセントの問題が出ますし、リスニングテストは英語の試験によく絡んできます。そこで音読の力が活きてきます。
発音やアクセント、リスニングテストのためにいちいち勉強する時間を取りたくないですよね。
音読をすれば、一緒に力が身につくので効率が良いんです。
以上が音読を行うことによるメリット(効果)です。
これ以外にも自分が気づかないうちに音読による良い副作用があるかもしれません。
具体的な音読の勉強法
これから音読をする際のポイント・注意点をお伝えしていきます。
- 必ずCD付きの参考書や英文で行う。
これは絶対です。自分が思っている以上に読むスピードが速いですし、発音の誤りなんかも正しくCDで聞くことで防ぐことができます。
- 音読をする前に一度全文を聞いてみる。
一度、通して全文を聞いてみましょう。スピード感や強弱なんかを確認してみましょう。
- 最初のうちはCDの声といっしょに読んでみる。
とにかくCDの声を真似てみることが大事です。
- アクセントや強弱を意識する。
自分がアメリカ人になった気分で音読してみましょう。大げさにやるくらいが楽しくできて良いです。
- 音読をしながら日本語の意味も理解できるようにする。
何よりもこれが一番大事です。英文を早く読めるようになるにはこの力がとても重要です。
最初のうちは自分で音読しててもなんて言ってるのかわからずゴチャゴチャの訳になると思います。
ですが数をこなしていくうちに頭の中で速く理解できるようになります。
- 何度も同じ英文を音読をしましょう。
これもめちゃくちゃ大事です。一回読んだだけじゃ理解できません。文章全体を暗記する勢いでやってみましょう。これやると気づかないうちに英文を口ずさんでることがよくあります(笑)
- 学校や塾などで問いた長文問題の英文を後で音読してみる。
これ結構おススメです。ある程度CD付きの英文で音読をして、「もっといろんな英文を音読したい!!」って方はやってみましょう。
昼間、長文問題をやってみて焦ってできなかったところや分からなかった英文なんかを復習の意味で夜に音読してみましょう。
- CDの声を携帯に録音しておく。
これもおススメです。携帯のボイスメモに録音しておけば、隙間時間に気軽に英文を聞くことができます。
音読をして英文をある程度覚えていると、目で見なくても耳で聞くだけで「こんなこと言ってたな~」なんて頭の中で答え合わせされて、リスニング力も付きます。
文字を見るのが嫌になったり、書く気力がないとき、寝る前にラジオ感覚で聞いてみましょう。
以上が音読をする際のポイント・注意点です。
英語の音読学習にオススメの参考書
東進ハイスクールの講師の方が出している
「大学入試 英語長文 ハイパートレーニング」
という参考書です。こちらの素晴らしい所は...
- 英文に読みやすいよう区切りがついているページがあるのでスラッシュリーディングができる
- CDにもスラッシュごとにゆっくり読んでくれる音声がついているので、苦手な人でも英文を理解しやすく音読もしやすい
- 一文ずつ切り取って、超細かく訳してくれる解説ページがあるので音読と合わせて効果2倍!
- 問題もついている
- 自分のレベルに合わせて選べる三段構成
こんな感じです。僕も愛用させてもらってました。
書店に行けば買えますし、売り切れてたらインターネットのサイトでも売られてます。
この他にも僕が使っていた参考書を紹介しています。合わせてご覧ください。
まとめ:音読を制する者がテストを制する
いかがだったでしょうか。ちょっとでも音読の重要性や価値が分かってもらえたら幸いです。
そして何より「英語の点数が上がった」、「英語が得意科目です」と思ってもらえたら一番うれしいです。
僕自身、本当に英語の点数が上がったおかげで...いや音読をちゃんとやったからこそ今があると思えます。大げさかもしれませんが事実です。
それぞれやり方によって合う合わないがあるとは思いますが、毎日1週間だけでも音読をしてみてください。その成果は実践してみた人にしかわからない感覚ってものがあります。
ぜひ英語学習における音読の凄さを多くの人に体験してもらいたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。